なぜ、さぶろう亭ではフィルタードリップでコーヒーを淹れるのか・・・。
フィルタードリップされたコーヒーの大きな特徴は、油分も抽出されることです。
油分=コクのあるコーヒーになります。
ただ、雑味(渋み・えぐみ)が一緒に抽出されてしまうという欠点もあります。
焙煎してから、特に1~2日目はガスの発生が多く、香り・苦味・甘味・酸味等が
バラバラでまとまりがありません。
3日目あたりからガスの発生も落ち着いてきて、バランスのいい味わいになってきます。
うまく焙煎できた豆でも、どうしてもわずかな雑味を感じますが、日にちを置いて、
味わいがなじんでくると、わずかな雑味がコーヒーに深みを与えてくれる。
雑味もそれぞれの豆の個性だと考えます。
それぞれのコーヒー豆が持つ味わいを、そのままお客様に味わっていただきたい。
ですから、フィルタードリップにこだわりたい。
コーヒーカップからの香り。
口に含んだ時の味わい。
飲み込んだ後の余韻。
世界各地のコーヒー豆を石窯で焙煎した、こだわりの一杯をゆっくり味わっていただけると幸せます。